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続・Switchのモノポリー

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 前回、Switchのモノポリーは過去のテレビゲーム移植と比べたらまともな方だと記した。 前回の記事 しかし、繰り返し遊んでみると欠点がいくつか見えてきた。 コンピューターが弱すぎる 破産した次の人の手番が飛ばされるバグがある テンポが悪い 全体マップが見づらい だいたいこんなところだろうか。 特に酷いのが1と2である。 1.について モノポリーは5人か6人で遊ぶのがちょうどよいバランスではあるが、常にその人数を集められるわけではないので、足りない人数を埋める為にコンピュータープレイヤーを追加する必要がある。 しかし、コンピュータープレイヤーは話にならないほど弱かった。 以下に記すのは、一番難しいに設定した上での話である。 モノポリーにおいて、同じ色の土地を揃える事は最も重要である。土地を揃えなければ家を建てることは出来ないからだ。 家を建てられなければ収入は増えず、他のプレイヤーに先を越されれば圧倒的に不利になる。 このいちばん重要な同じ色の土地を揃える事についてコンピュータープレイヤーはあまりにも緩い。 人間側が3枚揃うような条件の交渉に対して僅かに金額を上乗せするだけで交渉に応じてしまう。 つまり、コンピュータープレイヤーが手に入れた土地は交渉によっていつでも買い取る事が出来るわけなので、コンピュータープレイヤーの人数が多ければ多いほど、人間側は簡単に同じ色の土地を揃えることが出来てしまう。 これは交渉こそがゲームの本質であるモノポリーにおいて致命的である。 人間が3人でコンピュータープレイヤー2人なら辛うじて楽しめるが、人間が2でコンピュータープレイヤーが3なら面白みはほとんど感じない。いかに素早くコンピュータープレイヤーを利用して土地を揃えるかというゲーム展開になってしまい、そして、それを阻止するように人間プレイヤーの邪魔になるような交渉を考えなければならなくなる。 ここまでコンピュータープレイヤーが弱いと人間プレイヤー同士がルールを決めてコンピュータープレイヤーに対しては両者が揃うような交渉以外は禁止とするといった対応が必要だろう。 2.のバグについて 誰かが破産すると、その次の手番のプレイヤーが飛ばされてしまう現象はあまりにも明確なバグである。 このバグが放置されてアップデートによる改善が無いのは明らかにおかしい。 こんな基本的な動作にバグがある状態で