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誤訳? タイプミス? 楊阜と養父 Dương Phụ và Cha nuôi

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少し前、三国志ゲームアプリ『ごっつ三国』において王允(おういん)がリニューアルされた。  この固有の顔を持たない、いわゆるモブキャラといわれる状態から、以下のようにリニューアルされた。 何故王允のリニューアルを取り上げているのかと言うと、この説明文にある。 リニューアル前の王允の説明文 「夢は大きかったが失敗した漢の忠臣。しかし、貂蝉の父」 リニューアル後の王允の説明文 「漢の忠臣、美女の楊阜、隠密の謀略家」 明らかに変な文章、というかぱっと見てタイプミス? と感じる。 美女は貂蝉の意味であろうから、楊阜(ようふ)ではなく養父(ようふ)としたかったのだと思われる。 ちなみに楊阜は三国志の登場人物の一人である。ゲーム内ではほぼ出番のないキャラとして存在している。(序盤に自動的に味方に入っていた気もする) では、この翻訳ミスなのかタイプミスなのかよくわからないが、言語を切り替えてベトナム語で確認してみよう。 Trung thành với Hàn Y, cha nuôi của mỹ nhân, đồng thời là một kẻ chủ mưu bí mật. trung thành 漢越語で忠誠 忠実な、忠誠心のある cha 父 nuôi 育てる、養う cha nuôi 養父 mỹ nhân 漢越語で美人 美人 đồng thời 漢越語で同時  kẻ 者、人 chủ mưu 漢越語で主謀 首謀者 bí mật 漢越語で秘密 まとめると 「漢の忠臣、美人の養父であり同時に秘密の首謀者」 とだいたいこんな感じ やはり、養父であって楊阜ではない。 ちなみに、楊阜をベトナム語で表示すると以下のようになる 楊阜=Dương Phụ 漢越語のままの表記となっている。 追記、余談 なお、Dương Phụ の発音を日本語の50音で正しく表記することは出来ないが、どんな感じの発音なのかというと 南部ベトナム語 ユーン フー 北部ベトナム語 ズオン フ 南部発音の方が日本語の音読み ヨウフに似ていることがわかる 南部ベトナム語の方が日本語の音読みに近い例としてはもっと似ている蚩尤(しゆう)を見ると面白い 蚩尤=Xi Vưu  南部ベトナム語の発音は シー ユー 北部ベトナム語の発音は シ ヴー Vをヤ行で読む南部発音の方が日本語のシユウに似ている事がわかる

ごっつ三国はシナリオに主軸を戻すべきでは?

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 三国志ゲームアプリ『ごっつ三国』はRPGと銘打っている。 確かに、ちょっとずつキャラを育成してシナリオを進めるというシステムであるからコンピューターRPGにありがちな内容である。 だが、シナリオは結構早い段階で全てクリアしてしまう。 まぁ、徐々にシナリオは追加されていっているので現在では昔より時間がかかるのだろうけど、限りがあり全てクリアしてしまうとRPG的な目的を失ってしまう。 シナリオ以外にシナリオ的なコンテンツとして伝記、迷宮、仙人の塔が存在している。 伝記はシナリオと似たものでシナリオが三国演義ベースのストーリーを追っていくものに対して史実の伝記を一人ずつ体験するようになっている。 史実ベースであることは魅力的であるが、こちらもすぐにクリアしてしまう。 迷宮は名前こそ迷いそうではあるが一直線のコンテンツで面白みは無い。こちらもすぐにクリアしてしまう。そして週に一回しかプレイできない。 仙人の塔はキャラごとに気力が設定されており、使うと気力が減少する。そういう仕組なのでたくさんキャラを育成している人が有利となる。持っているキャラの範囲でしか先に進め無い。クリアという概念が存在するのか知らない。これは他のコンテンツとは違いすぐに終わってしまうわけではない。だが、仕組み的にたくさんキャラを育成した人が有利であり、工夫する要素が少なく面白みが感じられない。この為、このコンテンツを目標にキャラを育成する人は少なそうである。 ごっつ三国のキャラはシナリオ的なコンテンツ向けのキャラと対戦向けのキャラがある。 例えば医者として有名な華陀はウェーブ毎に回復スキルが発動する。ウェーブとはシナリオにのみ存在する概念であり、大概のシナリオは3つの場面に分かれており、この場面一つ一つをウェーブと称している。対戦では開始時に一回スキルが出るのみである。 華陀のようなキャラはシナリオでは重宝するが、対戦では特別感はない。 ごっつ三国の問題はRPGと銘打っておきながらシナリオ的コンテンツはすぐにクリアしてしまいやることがなくなる事である。 そうすると面白くもなんとも無いクリア済みシナリオの周回という作業を行い、キャラを育成し、対戦コンテンツで勝利することを目指すのが主軸になってしまう。 主軸がシナリオから対戦に移ると、華陀のようなシナリオで効果を発揮するキャラをメインで育成する意味が無く

ベトナム語学習の近況 2022/12 học tiếng Việt

 8月に3年振りにベトナムに行って以降ちょっとベトナム語に対するモチベーションが下がっていたが、8、9月はChâu 先生との集中レッスンをしていたし、並行してBeba先生とのレッスンもしていた。(Châu 先生は多忙なので9月末迄と決まっていた) 10月以降はレッスンはBeba先生のみとなりマイペースで急がず無理をしない範囲でベトナム語の学習を続けていた。 多分、以前よりも復習する余裕があるので教えてもらったことへの理解度は増しているように思える。 その割には最近はベトナム語そのものに対するブログ記事を書いていない。 以前よりベトナム語の知識は増えているのだけど、知識が増えたことよりまだ全然理解していないという事実認識のほうが強くて記事にしたいとは思えないでいた。 だけども、現状を記録しておくのもの良いかと思いここに記している。 南部発音のBeba先生と毎週レッスンをしていると徐々にVをヤ行で発音することに慣れてきている気がする。 Beba先生とレッスンを始めたばかりの頃はA và B (AとB)といったVの部分をヤ行音で発音されると何を言われているのかわからなかった。với gia đình (家族と)のVも当然ヤ行、vợ chú (あなたの奥さん)のVもヤ行、何を言われているのかわからない状態だったが、毎週レッスンをしてもらっていると段々とわかってくる。 北部弁はザ行音がやたらと多いが南部弁はヤ行音がやたらと多い。それは以前からわかっていたが、8月以前はVはヴァ行音で発音していたので今ほどヤ行音が多くなかった。 gia ヤ行音 北部はザ行音 và ヤ行音 北部はヴァ行音 dạ ヤ行音 北部はザ行音 ra ラ行音 北部はザ行音 南部のラ行音の多さも凄いが北部のザ行音の多さも凄い。まるで別の言語。 文法 発音は物凄く重要で、そこを頑張らないと聴き取ることも出来ないのだけど、次の段階として文法も重要で最近は徐々に使える文法が増えてきている。 毎日のDropsでの単語学習後に作る例文では教えてもらった文法をなるべく使うようにしている。使わないと記憶が定着しないので例文作成は重要。まぁ学習した単語も使わないと忘れるので、単語と文法を両方とも記憶に定着させるために例文を作る。 ただ、誰かにチェックしてもらっているわけではないので間違った例文作ってもそのまま間違いに気が付かな