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iPad ProをChromebookのサブディスプレイにしてみた

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 iPad OSが17になって、USBのキャプチャーユニットに対応したというニュースが入ってきたので、以前からiPadをサブディスプレイに出来たら便利だろうなぁと思っていたので試してみることにした。(iPad OS17からUVC(USB Video Class)に対応したとのこと) ディスプレイ化する為に必要なもの USBキャプチャーユニット HDMIケーブル(キャプチャーユニットと出力元のPCによっては違うケーブル) キャプチャー用のアプリ USB A→C変換アダプター(キャプチャーユニットがTypeCなら不要) キャプチャー用のアプリはAppStoreでuvc viewerで検索すると色々と出てくる。 私はEasyC@Mというアプリを選んだ。 USBのキャプチャーユニットは高いのも安いのもあるが、とりあえず試すだけだからやすいので良いだろうと思い、ヨドバシでこちらを購入 ヨドバシ.com - アイ・オー・データ機器 I-O DATA GV-HUVC/4K [4K対応 UVC対応 HDMI-USB変換アダプター] 通販【全品無料配達】  希望小売価格: ¥23,980 価格: ¥8,310(税込)ポイント:831ポイント(10%還元) コネクタがUSB Aだったので手元にあったA→C変換アダプターを使用して接続。 なんか認識に少し手こずったが無事表示されるようになった。 けど、変換アダプターがこのタイプだと重さで斜めになり接触が悪く、動作が怪しい。もちろん見た目も悪い。 なので短いケーブル付きの変換アダプターを購入 これだと問題ない。 無事安定して使えるようになったので長時間利用してみる ・・・iPadのバッテリーの減りが早い。 ちょっとカフェで1時間くらい使うなら問題ないけど、数時間連続使用は厳しそう。 なので、充電しながら使う方法として給電機能のあるUSBハブを購入した。 ヨドバシ.com - バッファロー BUFFALO BSH4U500C1PWH [PD対応 Type-C USB3.2(Gen2) 4ポート バスパワー USBハブ ホワイト] 通販【全品無料配達】   iPad Pro標準添付の充電器からUSBハブの給電端子に接続。 無事充電されている事を確認。 HDMIでChromebookから映像出力。 問題なく充電...

Niji Journey Mid Journeyの進化 部分訂正機能 Vary(Region)

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  前回の記事 ではLamaCleanerを用いて不要な箇所を削除する事でNiji Journeyの欠点を補う方法を記した。 単に削除するだけではなく、削除した画像をソースにして再生成する事でバランスが調整されることも確認した。 あの記事を公開したのは2023年9月2日 実は、この時点で既にNiji Journey、Mid Journeyは大きな進化を遂げていた。 部分訂正を行う機能が実装されていたのである。 私がそれに気が付かなかったのはブラウザ版のDiscordを使っていたからだったようで、ブラウザからDiscordを表示していると新機能Vary(Region)が表示されないのである。 Vary(Strong)やVary(Subtle)は表示されているのでVary(Region)だけが表示されないというような自体は想像できなかった。 しかし、その機能が追加されたことを知ってから色々試して、何故か自分のところには表示されないので、もしやと思いLinux環境にDiscordをインストールしたらVary(Region)が表示されたのであった。 そこで色々試してみたが、これはかなり使える機能で、慣れればかなり有効活用できそうである。 ここでは例として前回の記事に掲載した6本指の少女をVary(Region)で改善してみる。 この画像にVary(Region)を適用 訂正したい箇所をマークして、その部分に何を描いてほしいかを指定する。 "girl high five"の部分を"high five"のみにして実行 以下の画像が生成された。 無事5本指に訂正された画像が生成された!(ちょっと不思議な画像もあるけど) 前回の記事では髪の色や服など大きく異なる画像が生成されたが、Vary(Region)では指定した箇所のみが生成されるので、仕上げとしての部分訂正が行える。 今まではちょっとだけ問題があるという理由で全体を再生成して、どれも微妙にちょっとだめだなぁという状況になりがちだったが、これからは問題のある箇所だけ再生成させることで大幅に時間の短縮が可能になった。 前回頑張って導入したLamaCleanerはさして必要なくなってしまった。 部分的な削除目的ではLamaCleanerを使ったほうが効率的な場面はまだあるとは思うが、Niji...

LamaCleanerをChromebookのLinux環境にインストールして使ってみた

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 Niji JourneyやMidjourneyのような画像生成AIを利用していると、手が3本とか指が6本というような不自然な画像が頻繁に生成される。 何度生成しても納得のいく画像にならない事が多い。 それで以前の記事ではApplePencilを使って手で描き変えてしまえばすぐに解決することを記した。 手で描き変えるのは細かな調整も出来るし良いのだけど、もっとお手軽な方法はないものかと調べていたらLamaCleanerというプログラムが存在していることを知った。 画像生成技術をベースにした画像補正ツールLama Cleanerのインストール こちらの記事にはLinuxだと簡単にインストールできること、pythonの実例が載っている。 先にUbuntu(linux)で試すと簡単に起動して動作を確認できた。 Chromebookの場合、直接インストールするよりクラウド上の環境にインストールしてアクセスするほうがOSの思想に合っているとは思うのだけど、まぁせっかくストレージとCPUに余裕のある機種を使っているのでChromebookのLinux環境にインストールしてみることにした。 注意点としてはChromebookのLinux環境ではpythonはpython3と打つ必要があることくらい。 インストールは  pip install lama-cleaner で、あっけなく完了した。 ヘルプの表示などは問題ないが、例のとおりに lama-cleaner --model=lama --device=cpu --port=8080 とするとエラーになる $ lama-cleaner --model=lama --device=cpu --port=8080 - Platform: Linux-5.15.112-19404-g55fe7e355056-x86_64-with-glibc2.35 - Python version: 3.11.2 - torch: 2.0.1 - torchvision: 0.15.2 - Pillow: 10.0.0 - diffusers: 0.16.1 - transformers: 4.27.4 - opencv-python: 4.8.0.76 - xformers: N/A - accelerate: N/A -...

Chromebook上のLinuxにゲーム開発環境Unityをインストールしてみた

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 ゲーム開発環境UnityをChromebookにインストールしてみた。 まだインストールしてちょっとキャラクターを動かしてみただけなので、まともな感想が書ける状況ではないのだけど、なんというかちょっと触ってみた感じとして少し述べておく。 インストール Linuxを有効化してあるChromebookであれば公式サイトのUbuntu/Debianの手順で進めると普通にインストール出来る。(インストール中のメッセージで一部エラーっぽいのが出ているがちゃんと起動する) Unity HubをインストールしてしまえばUnity HubからUnity Editorはインストールできるので個別にダウンロードする必要はない。(個別にダウンロードしてしまったあとに気がついた) あ、一点、注意すべきはChromebookでLinuxに割り当てる領域。デフォルトは10Gになっていて、その状態だとUnity Editorをインストールしようとすると容量不足だと表示される。 なので私の場合は64GをLinuxに割り当てた。外付けのデバイスにインストールするなら割当を増やさなくても大丈夫かもしれない。 これでUnity Editorが起動する。 ここで注意すべきはUnity Hubを日本語に設定してもUnity Editorは日本語にならないということ。Unity EditorはUnity Hubからインストールで歯車を選んでモジュールを加えるから言語パックで日本語を選んでインストールする必要がある。 Unity Editorを日本語にするべきかについては英語のままのほうが良いという意見もあるようだが、私は日本語にしておいた。 Unity Editorが起動してしまえばもうゲームの制作は可能となっていて、こんな感じでキャラクターを動かすところまで出来てしまう。 これは適当に作ったPNG形式の禁止マークを動くようにしたところ。 ここまで試してみて、現代のゲーム開発環境は昔とは全然違うということを実感した。 画像を登録すればそれをキャラとして動かす事は即座に出来てしまう。 まぁ数年前にScratchでプログラムを試したときもそう思ったのだけど、キャラクターを動かす事や当たり判定は予め用意されている。 今現在ではそれは当たり前の事だと思われているのだろう。 私が初めてゲームのプログラムを始め...

ChromebookのLinux環境が正式になった件

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 ChromebookというかChrome OSでは数年前からLinuxを動かす環境が実装されていたがベータ版という扱いであった。  最近になってベータ版という表記が消えたので正式にChromeOSの機能となったようだ。 ChromeOSとは  昨年あたりから日本でも主に教育市場においてChromeOSを搭載したノートパソコンChromebookが売れまくっており競合であるiPadとWindowsを大きく上回るシェアを獲得したので、そっちの方面ではかなり知られるようになった。  その影響で自分用に購入する人も増えてきているように思える。  さて、そのChromeOSの基本コンセプトはChromeブラウザのみのOSであった。  であったというのは、その後に機能が追加されてAndroidアプリが動くようになったり、今回の主題であるLinuxアプリが動くようになったからブラウザのみではなくなった。  しかし、基本コンセプトはChromeブラウザのみでGoogle Workspaceのようにブラウザで動くWebアプリで全てを処理するというものである。  このコンセプトは処理のほとんどをサーバー側が行うので端末に高性能なCPUやメモリ、ストレージを必要としない。  この為、ChromeOS搭載端末は非力なCPUかつ16GByte程度の少しのストレージしか搭載していなくても問題なく使用できた。  アプリをインストールすることがない為、アプリのアップデートに時間がかかることもなく、起動も軽快で快適に使用することが出来た。  また、ほとんどのデータがクラウド上にあり、Googleの最高のセキュリティによって守られている事も重要で、うっかり端末を紛失しても端末上には何もデータがないので極めて安全であった。  ChromeOSのこのコンセプトは安全かつ高速、使いたい時にいつでも素早く使えるというメリットを持っていた。また非力なハードでもなんの問題もないので安価に購入できるというメリットもあった。端末価格は3万円程度でキビキビと動くマシンが手に入るのである。  主に教育市場で普及が始まったChromeOSはハードウェアの管理の容易さも普及した要因の一つであろう。  複数のアプリの管理を必要としないコンセプトは技術者不要で管理を行うことが出来る。  セットアップにかかる工数も0に近...