『ごっつ三国』ここまでのまとめ #1 縦と横の展開そして伝承

『ごっつ三国』について今時点で思っていることを記してみようと思う。
というのも、ゲームのルールは変化し続けているので、今時点の思った事と後に思うことは違ってしまうだろうから定期的に今思うことを記しておいたほうが良い。

インフレが無いが要素が増え続ける

従来のパッケージソフトであれば最高レベルに到達して終わりで問題なかったが、『ごっつ三国』のように終わりのないネットゲームではプレイヤーがやることが無くならないように新しい要素を追加し続けなければならない。
以前にもこの事について少し触れたが、多くのトレーディングカードゲームやガチャを採用したゲームシステムでは緩やかなインフレが続くようになっている。
ガチャによって新しいキャラやカードを欲しいと思わせるために、定期的に新しいキャラが追加され、今までのキャラより少しだけ強いキャラが投入される。
こうする事で新しいキャラを手に入れると、また育成を行わなければならないので育成が終わることはない。

ところが、『ごっつ三国』では初期に登場したキャラがずっと活躍している。
新キャラがちょっと目新しい能力を持って登場したとしてもしばらくすると以前からいるキャラにもバランス補正が入り、以前からいるキャラも引き続き一線で戦うことが出来るようになっている。
これはとても良いことだと感じていた。
しかし、キャラが変わらない以上、上限まで育ててしまえば育成要素が無くなる。
育成がメインのゲームであるならプレイヤーはやる事が無くなってしまう。
そうなると、育成を続けさせるためには上限の引き上げという縦の展開と、育成要素を増やすという横の展開のどちらか、または両方が必要になってくる。
実際、『ごっつ三国』の場合、双方の追加要素があった。
主に要素を増やす横展開が行われてきた。
元々は☆7(レベル70)まで育成したら『超越覚醒』が必要で、超越覚醒は+無しから+5までの6段階あり、一段階毎にレベル上限が5ずつ上がり+5でレベル100まで上限が上がる。メインの育成要素としてはこれで終わりだった。
初期からある横展開の育成要素としては『装備』『お宝』と『コスチューム』があった。
装備は武器、兜、鎧の三種類を☆1から☆7までキャラ単位で強化できる。
お宝は部隊編成に対して体力を増やしたり属性抵抗を増やしたりと、自分と相手の編成を考慮しながら付け替える仕組みである。
コスチュームは特定のキャラのみ追加でコスチュームを買うことで強化出来るシステム。

◇後から追加された要素(横展開)

・宝貝
 当初から追加予定として表示されていた要素で、キャラ個人に装着し能力を強化するもの。宝貝はレア度があり、レア度が高いほど強化には多くの金貨が必要

・属性強化

 精髄を用いて属性を強化する。
 属性毎の攻撃力や抵抗力が増える。強化すればするほど必要な精髄が増加していくので最大まで増やすのは極めて困難

・戦勝塔
 武将対戦戦勝塔、闘技場戦勝塔など、ゲームのモード毎に建てる事が出来る。
 これを強化することでモード毎に有利になる

・銅像
 特定のキャラのみ銅像を建てることが出来るシステム
 銅像のキャラのみが強化される

・霊獣
 属性毎に霊獣があり、キャラと同じ属性の霊獣を着ける事が出来る。
 霊獣によって着けたキャラの能力が強化される

・霊獣銅像
 建てる事で該当する属性のキャラ全てが強化される

・武力/知力/統率力の実
 縦展開の方で記述する限界突破に伴って実装された実による強化
 それぞれの能力値を実によって直接増やすことが出来るようになった。
 限界突破していなくても強化可能
 限界突破によって上限が開放される

◇後から追加された要素(縦展開)

・限界突破
 全てのキャラが超越覚醒+5から更に限界突破する事が出来るようになった。
 限界突破は+1から+5までの5段階がある。レベルは100のまま。

・伝承
 限界突破の実装からそれほど時間が経たないうちに実装されのが伝承
 伝承は縦展開と言えるのか、横展開と言えるのか微妙な内容で、超越覚醒+5かつレベル100の状態で伝承することが出来る
 伝承後に限界突破も出来るので、キャラのバリエーションが増えたとも言える。
 と言っても、伝承したほうが伝承する前より強いのだから伝承を選ぶ人が多いだろう。
 そして、伝承できるキャラは一勢力につき二人しかいない。(クリスマス伝承キャラの関係で呉と漢は三人)
 現時点では蜀と楚漢には伝承可能キャラが存在しない。しかし、すぐに実装される見込み。
 ただ、このように極一部のキャラにのみ実装されるというのはとても不公平に感じる。
 また、伝承はそれまで強化した装備やスキルが全てクリアされてしまう。
 宝貝は外して着け直せば済むが装備は8まで強化しているとやり直すのはかなり厳しい。

・伝承強化
 伝承キャラをさらに強化する仕組み。伝承実装と同時に実装された。
 クリスマスイベントで手に入れた伝承鄒夫人のみ伝承強化を1だけやってみただけで詳細はよく知らない。
 https://game.nhn-hangame.com/gottsu_sangoku/detail?docid=10843323
 こちらを見ると伝承スキルによってスキルを強化できる事や、伝承解除してもスキル強化は適用される事が記されている

・白金の像
 銅像は銅、銀、金までだったのが上限が開放されて白金(プラチナ)が追加された。

・神話宝貝
 宝貝は元々通常、レア、伝説の3グレードがあった。ここに上限開放として神話が追加された。

まとめ

このようにごっつ三国は育成要素が追加され続けている。
横展開による育成要素の増加は種類が多すぎてゲームシステムがごちゃごちゃしてわかりづらくなっていると感じる。
縦展開の上限開放はそれほど行われないでいたが、横展開を増やし過ぎてゲームシステムがわかりづらくなっていることに気がついたのか限界突破が実装された。
しかし、限界突破実装からそれほど時間が経たないうちに伝承が実装された。
私のような週500円の微課金ではメインの編成6名が未だ超越覚醒+2ばかりで+5は果てしないほど遠く感じるが、超越覚醒+5どころか全員限界突破+5の人もいるわけで、そういう人たちが更に育成する要素を必要としていたという事であろう。
限界突破は今までの全てのキャラが対象であり、純粋に上限をあげたものであるが、伝承は極一部のキャラのみ、キャラのバリエーションを増やすという試みである。
今後徐々に伝承可能キャラは増えていくと思われるが、恐らくは全てのキャラが実装されることはないであろう。
というのも、伝承は見た目もスキルも全部違うので実質新しいキャラを増やしているのと変わりなく、その労力(人件費)に見合う課金が予測出来なければ作れないだろうと思えるからである。
コスチュームや銅像が一部キャラのみなのはゲームバランスの調整が必要なキャラという観点もあるのだけど、やはり制作コストの問題があって全てのキャラに実装することは無理なのだろうと思う。まぁ銅像は動かないからそこまでコストかからないとは思うのだけど、コスチュームを増やすのはそこそこ大変だろうと思う。
ただ、個人的にはコスチュームによって能力が変わって、見た目も変わるようなシステムで相手によってコスチュームを変えられるようになっていて1キャラ毎に5着くらいは着替えられると面白いなぁと思う。
祝融夫人に限らないがほとんどのキャラにはコスチュームが無い
ちなみにメインの編成から外れてしまったが、祝融夫人は私が唯一限界突破+5まで育成したキャラ
大将軍クラスなので一番育成が楽だからやってみたのだけど今はアイテム周回がメインのお仕事

伝承に話を戻す。
実装が始まったばかりの現在ではどの範囲まで実装されるのかなど推測が難しいが、一つ言えることは、これは単なるキャラのバリエーションではない。
名前こそ同一人物ではあるが、全てのスキルも見た目も異なり育成もやり直しになる。そして、そんな面倒なことをプレイヤーに行わせるだけの理由付けとしてちょっと伝承前より強くなっているのである。
つまり、『ごっつ三国』はインフレが起こらないという今までの大前提を崩壊させるアップデートとなっている。
今後のアップデートで伝承前キャラのバランス調整が入り伝承キャラと同等の能力に調整される可能性もあるし、将来のことはわからない。
だが、インフレという安易な手法を一度選ぶと歯止めが効かなくなりインフレの連鎖が続く可能性も当然ある。
しかも伝承に選ばれるキャラのみが強くなり選ばれないキャラはそのままでは選ばれなかったキャラをメインで使用している人は不満を感じるであろう。
横展開で増やし過ぎた要素もどこかで整理するべきなのではないかと思う。
現状、伝承キャラは魏、呉、漢、春秋にのみ存在し蜀、異民族、楚漢には存在しない。

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