『ごっつ三国』ここまでのまとめ #2 俵制御システム

RPGを名乗る三国志ゲームアプリ『ごっつ三国』はプレイヤーの行動を俵によって制御している。
討伐戦や闘技場など、一部の例外を除くとプレイヤーが金貨を集めたり装備を集めたりするには俵が必要である。
俵は畑を作ることによって毎日定期的に手に入る。
仙人の畑レベル10まで上げると8時間に345俵が収穫できる。
畑は6つまで設置できる。
345☓6で2070手に入る。
24時間で6210となる。

プレイヤーは畑から手に入る量の範囲内しか基本的には行動できないが、それ以上行動したければ商店で金塊を俵に交換することで制限を解除できる。
俵と金塊は基本的に1対1の価値であり、金塊と日本円も割引を考えなければ1対1に近いバランスに調整されているので、実質俵100は100円とみなすことも出来る。
だが、畑から実に簡単に毎日6210手に入るのに、制限を超えてプレイしたいと思うと突然凄い課金が必要になる。
俵は30で金塊30と1対1だが、1000買うとボーナスで200手に入る。
8装備を手に入れる為、楚漢のノーマルを周回すると1回44かかる。100周回には4400かかる。
楚漢のハードで装備を集める場合、3-4は1回で84かかる。3回で252。

装備の上限が開放されて8装備が実装されたが、8装備は7までの装備と異なり低いレア度の装備を集めて合成して8にする事は出来ない。
8装備は楚漢シナリオで手に入るアイテムでのみ構成されており、そして装備のドロップ率はとても低い。
さらに、楚漢シナリオは超越覚醒したキャラしか使えない仕様となっており、いままで使っていたアイテム集め用の編成は超越覚醒していなかった為使えない。
この為アイテム獲得率の低い編成で周回せざるをえず大変である。
このように低確率で滅多に手に入らないアイテムを求めて周回すると俵はあっという間に無くなっていく。
8装備を急いで作ろうなんて思ってしまうと俵が足りないために金塊を俵に交換しなければならない状況に陥る。
貯めておいた金塊を使う分には追加の課金は必要ないが、先に記した楚漢ノーマルステージ100周回を2度行えば8800俵を消費する。24時間で手に入る6210を2500以上オーバーする。それでも装備に必要なアイテムは揃わない。
2500俵は割引などを考慮しなければ2500円かかってしまう事を意味している。しかし、毎日手に入る量よりは遥かに少ない。
いつもの二倍俵を使って行動したいとしたら毎日6210円かかることになる。
ただで毎日手に入る俵を課金で手に入れようとすると途端にゲームソフト一本分ほどの課金を要求されるのである。
これはあまりにもバランスの悪い課金システムである。
欧米のゲームは一般的に100円程度の課金で十分に楽しめる仕様となっており、多くのユーザーがちょこちょこと少額の課金をするのであるが、日本市場ではこのようにバランスの悪い課金システムが比較的多く、少額の課金をする意味が無いためユーザーの多くが重課金と無課金で構成されている。
私のように週500円の微課金は少数派だと思われる。
微課金の私は金塊が余っているわけでもないので金塊を俵に交換することはあまり無かった。
宝貝の枠を増やしたり、いわゆるおかわりと言われる回数制限イベントの回数リセットが金塊の主な利用用途であった。
ただ、前述のように8装備は俵を大量に消費する。
大将戦での順位を維持しようと思うと、どうしても何らかの強化を続けなければならず、週に一回しか手に入らない霊獣や、武力知力統率力の実などはどうにもならないので必然的に8装備を作るしか無いという事になり、金塊を俵に交換するしか無いという考えに至った。
ただ、やってみると貯めておいた金塊はあっという間に失われてしまう。
私は微課金の基本方針を変える気は無いので俵がなくなり、金塊が無くなればその日はそれでお終いとしているが、どうにも順位を上げたいと思う人たちは重課金をおこなって強化を続けるのだと思う。

まとめ

プレイヤーの行動を俵によって制限し、課金によって制限を解除させる仕組みはそれほど特殊なものではないが、課金と手に入る量のバランスは悪すぎると感じる。
本文に記さなかったが俵は軍団城の追加により軍団農地からも多少手に入るようになったがそれほど多く手に入るわけではなく、ゲームバランスが変わるような変更ではない。
8装備の実装によって俵の枯渇を強く感じるようになった。


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