実用ベトナム語技能検定試験6級と5級を受けた

 6月20日、東京で実用ベトナム語技能検定試験を受けた。

備忘録的に感じたことを記しておく。

ちょっと前に5級の過去問で模擬試験を行ったが、その時は200点満点の32点という低さであった。

いつも南部の先生中心でオンラインレッスンを行っていたが、検定の音声や言葉が北部であり、あまりにリスニング問題が聞き取れなかったので、試験直前の一週間は北部の先生に過去問をベースにレッスンをしてもらった。

私が必要としているのは南部発音での会話なので試験の為に北部の発音を練習するのは微妙であり、元々試験勉強などはせずに試験を受ける予定だったのだけど、試験前の一週間は方針転換してずっと北部発音を聞いていた。

試験前日に会場近くの高田馬場駅前にあるホテルに泊まり、ずっと試験対策で北部発音を聞いていた。

当日


日曜の朝、5級の試験が始まってみると、全く聞き取れないと思っていた5級の早口な音声がそこそこ聞き取れていて自分にびっくりした。

だが、よくわからない設問を空白のままにしていて、最後にまとめて埋めようと思っていたのだけど、最後まで回答する前に時間切れとなってしまい、空白は空白のままとなってしまった。

マークシート形式なので適当に埋めておけば25%得点出来たはず。

これでまぐれで受かるという可能性は無くなった。

昼は近くにベトナム料理屋があったので、そこで海鮮フォー(Phở hải sản)を食べた。


午後、6級の試験を受けてみると、リスニング問題は5級と比べてとてもゆっくりなので一部知らない北部言葉が聞き取れなかったくらいでだいたいわかった。

何度も過去問を聞いていたからか知らない言葉があっても慌てず、聞き取れた言葉から答えを導き出すことが出来た。

音声がゆっくりで油断しすぎて一回聞き逃してしまった事があったけど、まぁリスニングは大丈夫だろう。

その後の筆記試験も5級で時間切れになった事からしっかり時計をチェックしながら早め早めにと進めた結果10分余って全ての設問を回答できた。

まとめ

実用ベトナム語技能検定試験は北部発音、北部言葉のみの検定試験であり、南部発音を必要としている私にとっては極めて不利であること、そもそも受ける必要があるのか疑問でもあった。
だけども、試験の為に長時間勉強をするという行為は生まれて一度もした記憶がないので貴重な体験になったと言える。
また、普段オンラインレッスンとDropsによる単語学習をメインにしていた為、ごく当たり前に必要な基本的な文法という部分が私は弱いということに気づかせてくれた。
過去問の筆記問題を何度も解いて、知らない言葉を一つ一つ調べて潰していく事で私のベトナム語能力は確実に進歩した。
昨年模擬試験を行った時は準6級は合格ラインだったが、6級は駄目だった。今年に6級の模擬試験を行った時はぎりぎり合格ラインだったが、時間切れだった。
そして本番では6級は時間があまり、まず無理だと思えた5級は手応えを感じられる程度に回答することが出来た。
自分の進歩を感じることが出来て良かったと思った。
まぁ結果が出るのは5週間以上先なので受かっているかどうかはわからないのだけど。

来年については無事6級が受かっていれば5級と4級を受けようかと思っている。
しかし、その前にもう一つのベトナム語検定、『iVPT(国際ベトナム語能力試験)』を受ける予定。
こちらの過去問を見ると mũ (nón) ô (dù)と北部と南部の言葉が併記されており好感が持てる。
また今回受けた実用ベトナム語技能検定試験が日本のみの資格であるのに対して、国際ベトナム語能力試験は国際的に認められた試験となっており資格としての価値が高いように思える。
試験内容もマークシートのみでリスニングと筆記のみの実用ベトナム語技能検定試験と違って、文章を書いたり、会話する試験もあり、本当に実力が試されるので大変そうだが、よりやり甲斐がありそうである。


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