先週、iVPT国際ベトナム語能力試験を受けた Tuần trước Tôi đi thi kỳ thi năng lực tiếng Việt quốc tế

2月11日(金曜日)iVPT国際ベトナム語能力試験を受けた。
結果が出るのは3月31日なのでだいぶ先。
取り敢えず感想を書いておこうと思う。

会場

東京の試験会場は神田。神田駅から近いので行くのに苦労はしない。
新幹線を東京駅で降りれば隣が神田駅なので静岡から会場まで乗り換えや徒歩の移動時間を含めても1時間半くらいで着いてしまう。
まぁとはいえAレベルは朝9時半からなので私は前日から神田に移動して駅前のホテルに泊まってギリギリまで試験対策をしていた。
なお、大阪会場もある。
前日の木曜日は一日中雪が降っていた。雪が降らない静岡に住んでいると雪を見るのはなんとも楽しく感じる。

当日、試験会場には特に問題なく到着。
コロナ対策はしっかり行われていて、隣の席は空席となっている。
試験を受ける人数はきっと少なくて教室は一つしか無いんじゃないか、なんて思っていたのだけど、複数の教室が使われており結構な人数の受験者がいた。

Aレベル

Aレベルの試験は午前に行われ1時間程度で終わる。
先に聴解が20分、終わったら読解が20分

聴解

模擬試験を行っているので既に形式はわかっているけど、4つの選択肢から選ぶ方式。
(模擬試験問題には解答用紙が無いからマークシート方式だという確証はなかった)
始めの1問目の問いがちょっと想定外で焦った。
それを引きずって2問目、3問目を解きながら1問目が気になっていた。
4問目まできて1問目がきっとこうなんだと思いつき回答を塗りつぶした。
序盤は音声を聞きながら絵を選ぶ設問で、比較的簡単なんだけど、徐々に難しくなっていく。
最後の方は正解したかどうか定かではない。

読解

こちらも始めの方は絵を見ながら4つの選択肢を選ぶ形式となっており、聴解同様に始めは比較的簡単な設問が続く。
そして最後の4つが文章を読んで選択する内容となっており、特に最後の2つが難しいと感じた。
確か、ちゃんと読むだけの時間が残っていなくて回答の選択肢を見て、その文字が含まれる箇所を探してざっと読んで回答したと記憶している。しかし、最後の2問はその方法では解けないような内容だったはず。
A,B,C共通で60点以上は1,80点以上は2となるが、試験を終えてA1はなんとかなりそうだが確証は無く、A2は運次第と思った。
聴解、読解ともに前半の設問はだいたい解けているが、それだけだと50点で合格しない。
それに前半でも知らない言葉がいくつかあって確証は持てなかった。
マークシート形式なので埋めさえすれば25%の確率で点は入るので残り50点の25%が偶然当たるとすると50点+12.5点で62.5点となり、A1は合格する。
まぁそう考えるとA1は確証はないけど合格している可能性が高い。
A2はどうか? 仮に実力で70点取れていたとして、残り25%が運頼みだと+7.5点で77.5点だからA2に届かない。
聴解、読解ともに20問ずつでどちらも最後の4問があやしい。そこだけ間違えたのならギリギリ80点でA2だけど。
まぁこれ以上考えてもしょうがない。

Bレベル

Bレベルは午前11時から午後5時となっている。実際は最後の口述が順番待ちとなっているので順番が早い人は早く終る。
Bレベルは聴解、読解だけではなく、自分で文章を考える筆記と考えた文章を喋る口述が存在する。
これを試してみたかったからBレベルを受験することにしたのだが、私の実力的にはBレベルは遠く、高すぎる壁として立ちはだかっていた。
以前の記事にあるように、Bレベルの試験対策は放棄してA2に照準を定めていたのでBレベルについて述べることは殆ど無い。
聴解、難しくてほとんどわからなかった。
読解、難しくてほとんどわからなかった。
筆記、課題として文章に含める単語の殆どが知らない単語で文章を作りようがなかった。(しかし、適当に文章は作った)
口述、絵を見て情景描写する設問はなんとか適当に喋った。もう一つ設問があったが既によく覚えていない。
それから、順番待ちといっても一人ずつじゃなくて6人位?ずつ教室に入って口述試験を行うので周りの声が聞こえるのがかなり気になり集中するのは難しいと感じた。
大きな教室ではなく小さな個室での試験に変更してもらいたい。
なお、机の上にレコーダーが設置されて正常に動いているかという確認が行われるが、何をもって正常なのかはわからない。声に合わせて録音レベルが表示されるようなものでも無いので、正常かどうか聞かれても答えようが無い。

全般

模擬試験問題で傾向はわかっていたので驚きはなかったが、やはり全般的に難しい。
初級のAレベルでもわざと普段使わないような単語を混入させていてわからない事があった。
Aレベルから設問の説明がベトナム語なので、説明を理解できないと答えようが無い。
文章は北部の単語にカッコ付きで南部の言葉が記されており、その点は昨年受けたViLT実用ベトナム語技能検定より好感が持てるが、説明の音声が北部発音で南部発音での説明が併読されるわけではないので南部弁学習者には非常に大きな壁となる。
就職に役立てるという意味ではiVPTもViLTも意味はあると思うが、特にそういう予定は無く、実用的にベトナム語で話したいだけの人には受ける必要を感じない。
特に北部弁以外の地域の言葉を話したい、話す必要がある人にとって、北部弁の聴解が必須となるこのような検定を受ける意味は感じない。
つまり、論理的に考えて私がこの2つの検定を受ける理由はほとんどない。
だけれども、私はViLTの5級を受けるかもしれない。
まだ決めかねているのだけれども、私が主に行くのはベトナム最大の商業都市、南部のホーチミン市(サイゴン)なのだけど、最大の商業都市だけあって様々な地域の人が移り住んでおり、皆が南部弁で話しているわけでもない。
南部弁と言っても南西部ではかなり違うし、北部弁も中部弁もどれもある程度聴き取れたほうが良いとは思う。
ただ、まともに喋れるわけでもない段階で覚える言葉、発音を無闇に広げるのはやはり得策ではない。
なので、まだ先の事は決めかねている。
3月31日にiVPTの結果が出て、4月1日からViLTの受付が始まるとしたら、そのときにもう一度自分に問うてみたい。



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