急遽、ホーチミン人文社会科学大学のベトナム語能力試験を受けることになった

 Twitterを見ていると、ホーチミン人文社会科学大学(Trường Đại học Khoa học Xã hội và Nhân văn - Đại học Quốc gia TP.HCM)のベトナム語能力試験をオンラインで受けることが出来るようになったというツイートがあった。(4月4日)
早速その記事を確認、→[重要]日本にいながら本場のベトナム語能力試験を受けられる!!!

試験の案内

日本で受けられるベトナム語検定試験は2種類あって、昨年受けたベトナム語実用技能検定(ViLT)と今年受けた国際ベトナム語能力試験(iVPT)のどちらも北部弁での試験となっており、南部弁学習者にはハードルが高かった。

その2つしかないのだから仕方がないと嫌々ながら試験前は北部弁の音声を聴いたりして試験対策を行っていた。

しかし、本当に嫌だった。

なので、この記事を見た時は嬉しかった。日本にいながらオンラインで南部ホーチミン市にある大学の試験を受けることが出来るのだから。

もう、居ても立っても居られなくなりすぐに大学のアドレスにベトナム語でメールを送っていた。

すると、返事はすぐ来た。(英語)

すかさず返信(ベトナム語)

以後はベトナム語でやり取りをした。

直近の4月23日の試験を希望ですか? と書いてあったので、まぁ早いほうがいいかと思い4月23日希望と返答した。(能力試験は奇数月と4月に行われる)

試験は100ドルかかるという。

申込み

申請書とパスポートを送る必要があるとのこと。

申請書の様式がPDFで送られてきて、写真を貼り付けて送り返す必要があったが、送ると言ってもPDFで送り返すわけなので申請書に写真画像を重ね合わせて印刷し、手書きで署名してスキャンしPDFをGoogleドライブで共有した。

オンラインでの試験は学部長の許可が必要という話であったが、問題なく許可は下りた。

送金

そして振込なのだけど、先のメールでは100ドル(12,643円)と書いてあったけど、振込むよう提示された金額は235万ドン(12,974円)でちょっと多くなっていた。

最近は円安なのでドル建てでもドン建てでも以前より割高だが仕方ない。

海外送金はWiseを使えば簡単に出来る。昨年何度も使っていたのでここはスムーズに終わった。

準備

試験日の前週木曜日に試験に必要な情報を送るとのこと。

実際に送られてきたのは金曜日(4月15日)であった。

内容を確認すると、オンライン試験にはChromeブラウザ、Google Meet、そしてMaxthonブラウザ? 何それ? を使用すると記されている。

ChromeとMeetは普段でもよく使うし、どちらもGoogle製なのでChromebookとの相性はいい。

だけど、Maxthonというのは聴いたこともない。資料のリンク先はダウンロードページになっているが、ダウンロードをクリックするとexeファイルがダウンロードされる。

つまり、これはWindows用のブラウザ。

サイトをよく見ると、iOS,Android のダウンロードも出来るようになっていた。Linux、Macは無い。


しかし、iOS版はβ版となっている。一つ前のバージョンであればAppstoreにあるようだが、一つ前のバージョンで良いかはわからない。

とりあえずChromebookで完結したほうが良いのでGoogle PlayからAndroid版をインストール。




インストールしてみたらこの様に以下にもモバイルブラウザという感じで機能制限がありそう。


デスクトップいっぱいに広げることも出来るけど、文字が小さくて見づらい。
Andoroid版で試験を受けてうまくいかなかったら目も当てられない。
時間に余裕があればChromebookにちゃんとLinux環境を構築して、さらにVirtualboxで仮想マシンを作り、その中にWindowsをインストールして、そこにMaxthonをインストールすれば良いんだけど、なんと言っても試験は来週であり時間が勿体ない。

私、普段仕事でもプライベートでもLinuxとChromebookとiPad Proしか使わないのでWindowsなんて全く不要なんだけど、スムーズに試験を受ける事が最優先事項なのでWindows搭載マシンを買うことにした。
買うと決めたら急いで快適と言われるスペックを確認。相場も確認。すぐに欲しいので街中に行って、じゃんぱらを確認、次、ソフマップを確認。もう時間がないのでソフマップにあるもので快適に使えそうなNECのLavieを選んで購入。
選ぶのに時間を使うのも勿体ない。
ポイントは最低8Gのメモリ、SSD それだけ。本当はもっと低スペックでも良いのかもしれないけど、Meetで監視されつつMaxthonで試験を受けるという仕組みを考えるとメモリに余裕があったほうがストレスを感じないだろうと思った。
とりあえずこれで試験に必要な環境は準備できた。

日程と時刻

実際の試験の前にオンライン試験の説明のための模擬試験が4月20日(水曜日)8:30に行われると記載あり。日本時間にすると10:30

なお、本番の試験は

聴解 7:45 (日本時間9:45)

読解 8:55(〃10:55)

筆記 10:05(〃12:05)※タイプ(2022/04/20追記 タイプではなかった)

問答 11:15(〃13:15)

試験問題

こちらのサンプル試験問題をざっと見ると、簡単な設問と物凄く難しい設問がある。
ViLTなら1〜6級それぞれのレベルの設問になっているし、iVPTはA、B、Cで設問が違うが、この試験ではABC共通問題となっている。
点数によってABC判定されるので、ABCそれぞれのレベルの設問が含まれる。
私のレベルは依然AレベルなのでBレベル、Cレベルの設問は難しくてさっぱりわからない。
なので、わからない設問は適当に選んでどんどん進んだほうが良いだろう。
わからないところでつまずいて時間を使ってしまうのは危険。
色んな種類の設問があるので、難しいと思ったらどんどん次の種類に移った方が良さそう。
オンラインなので筆記はタイプになると思われる。これはベトナム語をタッチタイプ出来る私には有利(2022/04/20追記※タイプではなかった。詳細は最下行に追記)
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さて、後は残り一週間、南部発音だけを聴いて耳を慣らし、試験に臨もう。

南部発音で試験勉強できる幸せを噛み締めよう!

ただ、担当する先生によって北部発音もありえるらしく、そうなったら運が悪かったと思うしか無い。ま、5月も7月も試験はあるんだし、また受ければよいだろう。

ーーーーー2022/04/20 追記

本日、オンライン試験の機材テストの為の模擬試験があった。

まず読解。Google Meetのチャット窓にUserIDとパスワード、及びアクセスするURLが表示されるので、それをコピーしてMaxthonブラウザに貼り付け。試験はMaxthonで行われる。

試験当日はMeetで画面共有をするという説明があり。

機材テストなのに普通に試験を受ける感じで進んだのには驚いた。

私は機材テストだからすぐに終わると思っていた。そのまま試験を進める感じで他の受験者も問題をといているように見えた。

でも機材のテストが目的なのだからと、私は一気に適当に選択肢をチェックして提出した。

次の聴解も始めの6問くらいまでは真面目に音声を聴いてチェックしていたが私は時間がないのでさっさと全問チェックして提出。

次の筆記はタイプではなかった。

紙にペンで文章を筆記し、それを写真に撮って提出する形。

口述はMeetで普通に会話するそう。本日のテスト項目には入っていなかった。

以上で終了

後から考えると、せっかく模擬試験を行えるのだから急いで終わらせずに本番のつもりでちゃんと試験したほうが良かったかも。

ただ、模擬試験を長時間行うとは思っていなかったのでそういう気分にはなれなかった。

読解の問題はサンプル試験問題より難しかった。序盤の設問からかなり厳しいと感じた。

聴解はサンプル問題と同程度で序盤の設問は簡単だった。南部の発音なので聴き取るのは難しくなかった。

筆記はやはり文章をちゃんと理解出来ず、筆記のテーマがわからなかった。厳しい。

さて、試験まであと3日

わからない単語を調べておかないと・・・。

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