Chromebook上のLinuxにゲーム開発環境Unityをインストールしてみた

 ゲーム開発環境UnityをChromebookにインストールしてみた。

まだインストールしてちょっとキャラクターを動かしてみただけなので、まともな感想が書ける状況ではないのだけど、なんというかちょっと触ってみた感じとして少し述べておく。

インストール

Linuxを有効化してあるChromebookであれば公式サイトのUbuntu/Debianの手順で進めると普通にインストール出来る。(インストール中のメッセージで一部エラーっぽいのが出ているがちゃんと起動する)


Unity HubをインストールしてしまえばUnity HubからUnity Editorはインストールできるので個別にダウンロードする必要はない。(個別にダウンロードしてしまったあとに気がついた)

あ、一点、注意すべきはChromebookでLinuxに割り当てる領域。デフォルトは10Gになっていて、その状態だとUnity Editorをインストールしようとすると容量不足だと表示される。

なので私の場合は64GをLinuxに割り当てた。外付けのデバイスにインストールするなら割当を増やさなくても大丈夫かもしれない。




これでUnity Editorが起動する。

ここで注意すべきはUnity Hubを日本語に設定してもUnity Editorは日本語にならないということ。Unity EditorはUnity Hubからインストールで歯車を選んでモジュールを加えるから言語パックで日本語を選んでインストールする必要がある。

Unity Editorを日本語にするべきかについては英語のままのほうが良いという意見もあるようだが、私は日本語にしておいた。

Unity Editorが起動してしまえばもうゲームの制作は可能となっていて、こんな感じでキャラクターを動かすところまで出来てしまう。

これは適当に作ったPNG形式の禁止マークを動くようにしたところ。


ここまで試してみて、現代のゲーム開発環境は昔とは全然違うということを実感した。

画像を登録すればそれをキャラとして動かす事は即座に出来てしまう。

まぁ数年前にScratchでプログラムを試したときもそう思ったのだけど、キャラクターを動かす事や当たり判定は予め用意されている。

今現在ではそれは当たり前の事だと思われているのだろう。

私が初めてゲームのプログラムを始めた頃、当時の8bitコンピューターでは、それは当たり前のことではなかった。

まぁ当時でもスプライトを搭載した機種というのはあって、そういう機種ではキャラを動かすこと自体は簡単に出来たようだが、私が熱心にゲームを作っていた機種はMZ1500だったので、キャラを動かす仕組み自体を自分で考えてルーチン化していた。

簡単に説明すると、白い四角を右に動かすとする。四角の右側に線を一本引き、左端の線を一本黒で塗りつぶして消す

このようにして四角が動いたように見せる。まずそういうルーチンを作るところからプログラムを行っていた。当然当たり判定も自分のキャラ、敵のキャラの座標が近づくと当たりだと判定するルーチンを作っていた。

なのでゲームを遊べるようになるまでに試行錯誤しながら様々なルーチンを作る必要があった。

その当時のことを思い返すと現代のゲーム開発環境がいかに手間いらずかと実感する。

そして、それは決して悪いことではない。

道具というのは便利な方が良いに決まっている。

キャラクターを簡単に動かし、当たり判定も用意されている。複数のキャラを同時に動かす仕組みも用意されている。そうなれば当然ゲームデザインの本質的な部分に時間を多く割く事が可能になる。

まぁ、様々なルーチンを自分で作っていた昔の経験自体はまるで無意味とは思っていない。それはそれ、仕組みを独自に考えて論理的に構築する事は自分の経験としては意味があったと思う。

それにしても、現代は便利だ。

キャラの画像、透明化PNGはGoogle図形描画で簡単に作成した。様々な作業が数分で終わってしまう。

Unityという選択がベストかはわからないが色々試してみたくなる環境ではある。

なお、Unity Editorから呼び出すテキストエディターの設定はちょっと苦労した。デフォルトの拡張子の応じるという状態だと端末が開かれるだけでスクリプトの編集ができなかった。利用したいテキストエディターのパスを指定しないと動作しなかった。

とりあえず、きょうのところはこれくらいか。

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