ごっつ三国と于禁、そして広がる三国志世界

『ごっつ三国』というアプリを始めた理由は于禁の説明が演義的な内容ではなかったから。
これなら演義的なひどい扱いではないだろうし、他の人物も比較的公平に扱われているのではないかという期待があった。

まぁ、期待通りであったかというと、そういう部分もあるし、期待通りではない部分もあった。

でも、『ごっつ三国』をプレイしてみて一番感じたのは、三国志の世界が広がったなと思ったこと。

昔は三国志というと三国演義を元にした吉川英治の三国志であったり、横山光輝の三国志であったり、人形劇の三国志であったりと、どれも三国演義の派生作品であり、主人公は劉備で、劉備の仲間はほとんどが良い人、かつ優れた人物として描かれ、対立する魏や呉は悪役的扱いや、能力的に劣る演出が行われていた。
この状況を大きく変えたのは、やはり光栄のシミュレーションゲーム『三國志』であろう。
自分がプレイする陣営を全ての君主から選ぶ事が出来たので、劉備以外の視点で三国志世界を体験する事が出来るようになった。

パラメーター的には演義で活躍した人物は非常に高い数値となっていたが、歴史上で活躍した人物もそれなりに数値が高くなっていた。
物語に出てこない数値の高い人物はどんな人物なのだろうと興味を掻き立てられたものであった。
あれから数十年、『ごっつ三国』という、ちょっとふざけたお笑い要素の入った三国志ゲームアプリで三国志の世界に触れてみて、驚いたのは主要キャラに演義での出番が無いキャラが多数いたこと。
特に王異が主要キャラとして扱われていたことや、同様に辛憲英や蔡文姫がごく当たり前のように主要キャラとして登場していた。
皆、演義では出番がほぼ無いか全く無い人物。
後から調べるとごっつ三国以前に三國無双でこれらの人物は登場しており、既に三国志の世界は大きな広がりを見せていたようだ。
後に、ごっつ三国に趙嫗が登場したときは更に驚いた。
これについてはコラムにも掲載したので詳細はそちらに記した。広がる三国志世界『趙嫗』
そう、『ごっつ三国』を遊ぶようになって、私は三国志の世界に戻ってきた。
毎日三国志の人物たちの名前を見るうちに以前から頼まれていた三国志のコラムをやってみようという気持ちになったのである。
また、ほとんど放置していたTwitterに『ごっつ三国』の事をつぶやいたり、それに絡めて正史三国志についてつぶやいたりする事も行うようになった。
『ごっつ三国』という一つの共通項によって色んな人からフォローされるようになり、また自分もフォローしてみると、『ごっつ三国』以外の事でも反応があったり、反応したりして、これもまた面白い体験であった。
『ごっつ三国』をいつまで続けるかはわからない。何度もやめようと思ったことがある。
ただ、ここまでやったらやめようと思うたびにもう少し続けようかと思う要素が追加されたのであった。
于禁を最大まで強くしたらやめようと思ったら、于禁がリニューアルされた。
今現在はリニューアルされた于禁を強化しているが、以前の于禁と違って上限が大きくなかなか最大にならない。
そこにまた趙嫗が追加されて、趙嫗メインの部隊を育成したいという思いがこみ上げてきている。
ただ、『ごっつ三国』のゲームシステムには色々と思うこともあり、コラムではなかなかそういう事は書けないので、このブログでは思ったことをどんどん記していきたい。



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