『ごっつ三国』周瑜と魏延と南と北のベトナム語

以前の記事に書いたように三国志ゲームアプリ『ごっつ三国』は表示言語をベトナム語に切り替えることが出来る。
ベトナム語学習者にとってはベトナム語に触れる機会を増やすことは意味があるのでやってみるのもいいんじゃないかと思う。
『ごっつ三国』でベトナム語を学習しよう!
ベトナム語表示にしてキャラの綴りを見ていて「あれ?」と思ったことがあった。
周瑜の綴りはChu Duとなっている。

ベトナム語にはいわゆるディーの文字が二つあり、DとĐがある。
横棒ありĐの方は日本人が慣れているローマ字読みに近いのでĐa はダĐi はディという感じの発音になる。
それに対して横棒無しの方は南部と北部で発音が大きく異なる。
南部はヤ行に近く、北部はザ行に近い
南部はDa,Du,Doはヤ、ユ、ヨに近く、北部はザ、ズ、ゾに近い。
なので周瑜(シュウユ)の綴りである、Chu Duは南部ならチュー・ユー、北部ならチュー・ズーといった音になる。
あれ? これって南部発音のほうが日本人に違和感無いんじゃないかな?
ちょっと気になったので他の人物も確認。
荀攸(ジュンユウ)はTuân Du 南部発音だとトアン・ユー、北部だとトアン・ズー
やはり南部のほうがしっくりくる。
魏延(ギエン)はNgụy Diên 南部発音だとグィ・ィエン、北部だとグィ・ジエン。
(ベトナム語はカタカナでは正確に表現できない音が多いのであくまで、そんな感じという事)
横棒ありのĐの人物を一応載せておく
李典(リテン)Lý Điển 南部北部の差はほとんどなく、南部がリー・ディーン北部がリー・ディエンって感じ
では、他に南部と北部で発音の大きく異なるGiとかQで始まる語を確認(Rで始まる人物は見つからなかった)
賈詡(カク)はGiả Hủ南部発音ではヤー・フー北部発音ではザー・フー
まぁどっちも日本の音読みとは違う感じ
郭嘉(カクカ)はQuách Gia 南部だとウアッ・ヤー北部だとクァッ・ザー
ここは始めのQを発音しない人が多い南部より北部の方が日本の音読みに近いかなぁ。

こうやって見てみるとD関連では明らかに南部の発音の方が違和感がないけど、Qで始まる名前は北部の方が違和感がなく、Giはどちらの発音も日本の音読みとは大きく異なる事がわかる。
なんか、こうやってベトナム語モードで色々見ているのって面白いなぁ。
こういう面白いと思う感情を記録として残しておこうと思ったのだけど、あまりに自己満足過ぎて私以外は誰も面白くないブログを書いてしまった気もする。
まぁこのブログは全般的スタンスが自己満足なので、この記事だけが趣旨から外れているわけではないけどね。




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