運営会社が変わった『ごっつ三国』について久しぶりに記してみる

 最近、三国志ゲームアプリ『ごっつ三国』に大きな変化があった。

ゲームシステムを分析することが目的の一つなので記しておかなければならない。

運営会社が変わり、それに合わせて各種アイテムがいままでではありえないほど大量にプレゼントされている。おそらくは盛り上げるためのテコ入れ策なのだろう。

そうした一時的なプレゼントは良いとして、恒常的なルール変更として、ガチャシステムにおける確率変更が行われた。

今まで0.033%でしか当たることがなかった最高レベルの皇帝クラスの確率が0.1%と大幅に緩和された。

0.033%は当然滅多に当選しない。そして、その滅多に当選しないが故にこのゲームにおいて皇帝クラスは特別に強力なキャラクターとなっている。

私はガチャシステム自体好きではないし、三国志の登場人物をレア度で分けることは不快だと感じるが、そういうシステムのゲームである。

この滅多に出ない皇帝クラスは多額の課金をしてガチャを回し続けてもなかなか出ない。

それ故に諦めてやめていく人も多かったようだ。(といっても統計的に多いと判断しているわけではなくツイートなどから感覚的にそう感じただけ)

そうした人たちを救う為にVIP13レベル以上の報酬に皇帝の推薦書が存在している。(VIPレベルとは累計した課金額によって徐々に上がっていくシステム)

皇帝の推薦書は皇帝クラスを選んで取得できるらしい。通称悪魔の書と呼ばれている。

勿論微課金と決めてプレイしている私は5年もプレイしてもそのような高いVIPレベルに届くわけもなく使ったことはない。

だから皇帝の推薦書を使った人の感覚は想像でしかわからないのだけど、なかなか手に入らない皇帝クラスを手に入れるために多額の課金を行い、そしてお目当ての皇帝クラスキャラを手に入れた人にとって、それは現実のお金を大量に払って手に入れたものだと感じるのではなかろうか。

皇帝クラスの獲得確率が3000分の1から1000分の1に緩和されたということは、そうして苦労して手に入れた皇帝クラスの価値が突然3分の1以下に減少したことを意味している。

3000万円で買ったマンションが1000万円に値下げされたようなものであろうか。

利用した人の実際の感覚は私にはわからないが、ゲーム内のアイテムにお金を使うことの虚しさを感じるのではないだろうか。

まぁ私はそうした虚しさを感じることがない範囲の微課金を貫いているのでいつサービスが終了してもなんてことはないのだけど、ただ、そんな私でも運良く皇帝クラスを8体所有していた。あまりガチャはやらない方なのだけど、合成とか普通の登用券とかで時折皇帝クラスが手に入っていた。

そしてその強さは実感していた。多額の課金をしていたわけではないが、幸運にも手に入れた皇帝クラスだけの編成を最近メインの編成として使うようになったばかりだった。


なので、その皇帝クラスの価値が大幅に減少したという事実にはやっぱり虚しさを感じている。

こうした確率の緩和というのは後から参加する人にとっては先にプレイしている人たちに追いつき安くするのであるから、新規のプレイヤーを増やす施策としてはありなのだろう。

また、日本のこの手のゲーム市場は一部の重課金プレイヤーと多くの無課金プレイヤーによって構成されているようなので、多くの無課金プレイヤーにとって好意的に映り、好意的なツイートが広がることでゲームの雰囲気を盛り上げることにもなるだろう。

全てのユーザーが喜ぶ施策というのは無難で効果の少ない結果となるであろうから、現在の状況を変えたい強い意志があったのだろうと思う。

養由基の能力低下について

運営変更後、様々な対応が以前より迅速に行われており、多くは好感を持って受け入れられているように思える。
その中で、一つ賛否が分かれる大きな変更が行われた。
以前から強すぎると指摘する人が多かった養由基の能力低下である。
一部ユーザーからの「強すぎる」という指摘に迅速に対応した結果と言えるが、強い養由基を手に入れるためにガチャを頑張ったり、前述の皇帝の推薦書を使った人にとっては到底受け入れられないものであっただろう。
その養由基は上に掲載した画像の通り私も最近になって手に入れ必死になって+5にまで成長させた直後だった。
多額の課金をして手に入れた人とは違うので、そこまで声高に批判をしてはいないが、面白くはない。
以前、幾度かバランス調整が入ることの良さを指摘する記事を書いたことがある。
そして、最近の記事では、バランス調整による救済が利用者が多い蜀や演義の有名キャラが弱くなった際には直ぐに行われるが、そうでないキャラは放置される傾向があることを指摘した。
今回も同様であると感じている。
養由基が強い事で利用者の多いキャラたちが勝てなくなる。苦情がたくさん入る。結果、養由基の能力を下げるという決断に至る。
私は元々三国志のゲームだから、于禁の説明が酷くないからという理由でこのゲームを始めている。
初期の于禁はレア度が低く先鋒戦以外の対戦では絶対勝てない仕組みだったので先鋒戦に力を入れていた。
その後、リニューアルされた于禁はレア度が上から3つ目の丞相クラスとなり、当初は育成を進めていたのであるが、バランス調整が入り劉備と張飛が大きくテコ入れされ全く勝てなくなった。
そしてリニューアル于禁でプレイを続けることを諦めた。
その時点で既に幸運にも数体皇帝クラスを所有していたので持っている皇帝クラスを利用するという方針にシフトし、徐々に編成を変えていって現在に至る。
以前に記した内容と被るが、多数のプレイヤーが利用しているキャラが不利になれば調整が入るというのは正しいことであるようにも思えるが、それでは多様なプレイヤーキャラクターが存在していても演義での有名キャラ以外は使わないほうが無難だということになる。
つまり、様々な選択肢、組み合わせが用意されているようで実際の運用はそれを活かす気が無いのだと思える。
この事は以前の記事に既に記しているのでこれ以上は言及しない。

個人的な状況としては、上に掲載した編成はバランス調整後も順位を上げているので私の場合は影響は限定的だったと言える。


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