Niji Journey Mid Journeyの進化 部分訂正機能 Vary(Region)

 前回の記事ではLamaCleanerを用いて不要な箇所を削除する事でNiji Journeyの欠点を補う方法を記した。

単に削除するだけではなく、削除した画像をソースにして再生成する事でバランスが調整されることも確認した。

あの記事を公開したのは2023年9月2日

実は、この時点で既にNiji Journey、Mid Journeyは大きな進化を遂げていた。

部分訂正を行う機能が実装されていたのである。

私がそれに気が付かなかったのはブラウザ版のDiscordを使っていたからだったようで、ブラウザからDiscordを表示していると新機能Vary(Region)が表示されないのである。

Vary(Strong)やVary(Subtle)は表示されているのでVary(Region)だけが表示されないというような自体は想像できなかった。

しかし、その機能が追加されたことを知ってから色々試して、何故か自分のところには表示されないので、もしやと思いLinux環境にDiscordをインストールしたらVary(Region)が表示されたのであった。

そこで色々試してみたが、これはかなり使える機能で、慣れればかなり有効活用できそうである。

ここでは例として前回の記事に掲載した6本指の少女をVary(Region)で改善してみる。


この画像にVary(Region)を適用



訂正したい箇所をマークして、その部分に何を描いてほしいかを指定する。
"girl high five"の部分を"high five"のみにして実行

以下の画像が生成された。



無事5本指に訂正された画像が生成された!(ちょっと不思議な画像もあるけど)

前回の記事では髪の色や服など大きく異なる画像が生成されたが、Vary(Region)では指定した箇所のみが生成されるので、仕上げとしての部分訂正が行える。

今まではちょっとだけ問題があるという理由で全体を再生成して、どれも微妙にちょっとだめだなぁという状況になりがちだったが、これからは問題のある箇所だけ再生成させることで大幅に時間の短縮が可能になった。

前回頑張って導入したLamaCleanerはさして必要なくなってしまった。

部分的な削除目的ではLamaCleanerを使ったほうが効率的な場面はまだあるとは思うが、Niji Journeyだけで完結するのはやはり楽である。

それにしても生成AIの進化は速いと感じる。

生成AIは昨年から大きく話題となっていたが、今年に入ってからの進化は凄い。

Niji Journey、Mid Journeyはここで記しているように大きな進化を遂げたがChatGPTの影に隠れがちだったGoogle Bardも驚くほどに進化しており既にChatGPTを超えていると感じる場面が多くなってきた。

Google BardはChatGPT同様にテキスト生成AIであるが、実は画像生成AIと組み合わせると結構面白いことが出来る。

この事についてはまた別の記事として取り上げることにしよう。


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