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Googleデータポータルの計算フィールドで条件分岐にはまる

Googleデータポータルには計算フィールドがある。 CASE文による条件分岐も可能である。 なので、以下の問題を簡単に解決できると思っていた。 あるフィールドに数字が12桁入っている場合最後の3桁を除いた先頭9桁を抽出する 同じフィールドにアルファベットを含む文字列が入っていた場合は小文字にするだけで桁数は変更しない CASE     WHEN REGEXP_MATCH(SKU, '^([0-9]{12}$')     THEN LEFT_TEXT(SKU,9)     ELSE LOWER(SKU) END  まぁこんな感じで楽勝と思っていた。  しかしやってみるとエラーで使えない。  データポータルのCASE文ではTHENやELSEに数式や関数を含めることが出来ないとの事。  え?  それじゃあ分岐しても出来ることが限られる。  この仕様を回避するためにはTHENの結果とELSEの結果をあらかじめ計算フィールドで作っておいて呼び出す必要がある。  そうすると目的を達成するためには三つの計算フィールドが必要になってしまう。  こんな単純な処理を実現するために三つも計算フィールドを作るのはなんか変な感じがする。それほど大変な作業ではないけど、無闇にフィールドが増えるのは管理が煩雑になる。  なのでなんとか他の方法で解決できないか考えてみた。  REGEXP_REPLACE関数でなんとかなるような気がした  こんな感じで数字12桁の時は9桁に削る   regexp_replace(SKU,'^([0-9]{9})([0-9]{3}$)','\\1')  いける気がしたが、計算フィールドにはregexp_replaceは一つしか設置出来ないようで文字列が含まれる場合に対応できないのと、そもそも置換文字列にフィールドや関数を含めることは出来ないっぽい  上の9桁に削る例でもleft_text関数とフィールドではなく、先頭9文字をキャプチャーして利用している。  まぁこれでこの計算フィールドにlower関数を行うだけの計算フィールドを作れば計算フィールドの数は2に削減される。三つ作るよりはマシか。  精度を無視すればlower(left_text(SKU,9))で、一つの計算フィールドですんでしまうんだけど、これの...

読書:『ベトナム語はじめの一歩まえ』

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何となく駿河屋でベトナムとかベトナム語とかで検索して安い本を見つけては買うということをしているので、この本もそんな感じで何となく買ってしまった本の一つ。 ベトナム語はじめの一歩まえ(写真では「まえ」がシールで切れている) 読み始めて直ぐに思ったのは2001年時点でのベトナムの状況を説明しており、2020年の現在の状況とはだいぶ違うので、著者が2001年時点で思ったことが今現在のベトナムに当てはまらない事も多く、読んでいて微妙だなというのが正直な感想であった。 それで気が乗らない感じで週に一回30分程度読み進めていた。 著者冨田健次という人はベトナム戦争終結直前の南ベトナムを訪問しており、終結直後のハノイにも訪問していて、その後もベトナムに深く関わってきた人なのだそうで、ベトナムに対する思いの強さはひしひしと伝わってくる。 また、ベトナムに大きく関わっているがゆえに知り得たであろう雑学的情報がたくさんあり、それも興味深い。 第一章、第二章はベトナムの文化とベトナム料理について語り続けており、ベトナム語やベトナムに10年以上関わっている私にとっては興味深い内容が色々と記載されているのであるが、自分が思ったことを自分のために記しただけのような文章であり、わかりやすい文章を書くことは出来ていない。 少し前に『 ベトナム風という間違った表現 』という記事を書いたが、「ベトナム風」という表現がこの本に多数登場すると記した。 どのような表現かというと P92 bánh mì  thịt ベトナム風サンドイッチ P93 phở ベトナム風うどん P94 nhúng dấm ベトナム風しゃぶしゃぶ p95 bánh cuốn  ベトナム風蒸し餃子 P111 chè  ベトナム風ぜんざい P119 hủ tiếu ベトナム風細うどん P119 hủ tiếu khô 汁なし細うどん ベトナム風だらけで、よくこんな間違った表現を多用できるなぁと感じる。 ただ一点不思議なのはBánh xèoについては「ベトナム風お好み焼き」と記していないのである。(そもそもBánh xèoが登場していないだけなのだが) 「ベトナム風」で日本で一番見かける表現がバインセオ・ベトナム風お好み焼きという記述なのだけど、少なくともこれに関してはこの本が出どころではなさそう。 この本に記載されている他のベト...

『ごっつ三国』先鋒戦用スキル連鎖確認画面 (Googleデータポータル)

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Googleデータポータルで『ごっつ三国』の先鋒戦スキル確認用画面を作ってみた。 基本的に2年前に作りかけていたものにちょっと手を入れて、魏しか入っていなかったデータに呉、蜀、漢、異民族、そして楚漢を追加した。 データは先鋒戦で活躍できる☆3のみとした。 先鋒戦スキル確認画面  ←こちらからデータポータルにアクセス。無料です。 利用方法は簡単で「発生状態」「連鎖状態」のフィルターを使って、その条件に合うスキルを持ったキャラを確認するだけである。 「連鎖状態」で暗闇を確認したあとで、フィルターをリセットして「発生状態」で暗闇を確認すれば、暗闇連鎖に必要なキャラが誰と誰かははっきりわかる。 連鎖状態「暗闇」でフィルター 発生状態「暗闇」でフィルター 「国」「クラス」でも絞り込みが可能となっている。 もっとも先鋒戦は同じ国のメンバーにしても+の効果はないので、国でフィルターする事は意味がないかもしれない。 組み合わせが確認できたほうが役に立つかもしれないが、今回はそこまでのデータは入力していない。 スキルも基本的に連鎖に関係する状態変化があるスキルをデータ化しており回復だけとかバリアとかのスキルは入力していない。(一部除く) 以前記事にしたように、先鋒戦は一時テンプレが蔓延していたが、私の于禁を中心とした編成はテンプレとはかけ離れた編成で一位になることが出来た。 それは常識を疑い、よく見かける編成の弱点を分析したからである。 テンプレが蔓延してつまらないという言葉をよく聞いていたが、実際は常識を疑うことをせずにテンプレ編成にして戦うからつまらないのであって、ちゃんと考えて戦えば面白いのである。 先鋒戦は育成が比較的楽なので、相手によって編成を変更することが可能であり属性の相性などを考えて相手によって編成を変える事でポケモンのような戦いを行うことが可能なのである。 どのような編成とお宝の組み合わせも必ず仮想敵が存在し、その仮想敵から外れた編成を組むことが勝利に繋がる。 このスキル連鎖確認画面を活用して仮想敵から外れる様々な編成を試して欲しい。 そうすることで先鋒戦はごっつ三国の中でもっとも面白い対戦であることに気がつくであろう。

よく見かける「ベトナム風」という間違った表現

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日本にあるベトナム料理の店に行くとよく見かけるのはベトナム風「お好み焼き」といった説明である。 Bánh xèo Bánh xèo(バンセオ・バインセオ)の事をこのように表記しているのだけど、Bánh xèoは日本のお好み焼きとはだいぶ違う料理でお好み焼きという感じはしない。 それよりもっと引っかかるのはベトナム風という言葉である。 何々風という言葉はそれっぽく見えるが確証は無いときに使う言葉であろう。または明らかにそれっぽく真似たものに使われる。 中華風スープとなれば中華料理に使う調味料を使ってみたとか、何かしら中華料理に似せたものに使われる だから何々風というのはそれっぽく見えたり、それっぽく見せたりする表現である。 OL風の人が店に入ってきた。という表現はOLかどうかわからないがそれっぽく見える事を表しており、中華風スープはそれっぽく見えたり感じたりするように作ったものであって中華料理そのものではない。 であるのに、Bánh xèoの事をベトナム風お好み焼きなんて表記するのは滅茶苦茶な話である。 これではBánh xèoはお好み焼きをちょっとベトナム風にアレンジしたもので、ベトナムの料理ではないと言っているようなものである。 この表記を初めて見たのはすでに10年以上前であり、その時から気になっていた。 ベトナム語を学習していると、料理の用語説明がどの学習書にも必ずあるが、Bánh xèoに関してはほぼどの本でもベトナム風お好み焼きという間違った表現が行われている。 何故このような間違った表現が広まってしまったのだろうか。 はっきりとした事は今の所わからないのだけど、最近読んでいる『ベトナム語はじめの一歩まえ/冨田 健次 (著)』という本にこのような表現が頻出していた。 この本ではPhở(フォー)の事をベトナム風「うどん」と説明している。 Phởは麺類ではあるが、米粉を使っており、きしめんのように平たく、牛肉か鶏肉が具材となる。スープも日本のうどんとは全然違う。 Phở(フォー) 麺が平べったい うどんとの共通項はほぼゼロであるのに、単に白くて蕎麦よりは太い麺類だからうどんでいいかという感じで表現してしまったとしか思えない短絡な表現である。 この表現が著者が名付ける前から既に広まっていたのか、著者が初めて表現したのかどうかわからない。 著者はベトナム戦争終結前か...

『ごっつ三国』ここまでのまとめ #4 『討伐戦』

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三国志ゲームアプリ『ごっつ三国』では色んなモードがある。 それぞれのモードはプレイヤーのレベルによって感じ方が変わるので今現在の自分にとってどう感じるかを記しておく。 討伐戦 討伐戦とはどういう基準なのかわからないが他のプレイヤーと順番に戦うモードである。勝ち続ければ16戦目まであり、それで終了となる。 恐らくは同じくらいの君主レベルの君主が無作為に登場するように思える。 私は当初于禁のいる先鋒戦メンバーに注力していたため、他のプレイヤーに勝つのが困難な時期が長かった。 君主レベルに対して主力が弱すぎたのである。特に一戦目の敵が強いとお手上げであった。(討伐戦は二戦目以降は前の戦闘で溜まった気力が引き継がれるので滅多に負けない) 君主レベルが上限に到達(以前は100が上限)してからはほとんど負けることも無く放置するだけで16連勝するようになった。 討伐戦は16戦して金貨が16万弱、☆6の装備がそこそこ手に入り、☆6装備は売却すると一つ1万なので、16万金貨になる。 ☆6装備は序盤では入手が大変なので討伐戦はかなりありがたかったはず。また☆6装備は余っていれば強化の粉の代わりに装備を強化できる為あって困るものではない。 俵を消費しないので基本的には毎日プレイしたほうが良いモードと言える。 金塊によるリセットも70という僅かな金塊でリセット可能なので一日二回、行うようにしている。 デイリークエストにも組み込まれていて、討伐戦をクリアすると『金貨大好き』というデイリークエストが達成となる。 ただ、討伐戦で手に入る金貨は序盤では多く感じるが、キャラが☆7とか超越覚醒とかする段階になるとスキルを上げるにはもっと大量の金貨が必要になり、討伐戦で手に入る金貨は物足りなくなる。 先に述べたように放置するだけ良く、俵も消費しないので一応毎日二回行ってはいるが、実際はやってもやらなくても良いのかもしれない。 楚漢シナリオを巡回すれば100万程度の金貨は簡単に手に入るので、討伐戦のデイリークエスト『金貨大好き』という名前もピンとこなくなっている。 なお、気力を引き継ぐ点を除くと闘技場とほとんど変わらない条件での戦闘となっており、特別な体験を楽しめるわけではない。 まとめ 総括すると、討伐戦は俵を消費せずに金貨と装備を手...

Chào buổi sáng 多言語学習アプリ故の表現か?

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日本語で書かれたベトナム語の参考書にはXin ChàoやChào Anh/chị/bà/ôngといった言葉がこんにちは、おはよう、こんばんは、更にさようならと記されており、一つでそれら全てに利用できる事が説明されている。 ところが、様々な言語に対応した多言語学習アプリでは事情が異なり、おはように対応する言葉として、Chào buổi sáng 、こんにちはに対応する言葉としてChào buổi trưa こんばんはに対応する言葉としてChào buổi tốiという形で単語学習が行われる。 これは英語を基準として問題を作成し各言語に翻訳しているからだと思われる。 実際にChào buổi sáng なんて挨拶している人を見たことは私は無い。知り合いに聞いても「なんでわざわざbuỗi sáng を付けるの?」と言われてしまう。 つい最近VVレッスンのBình先生(南部)に確認したらベトナム人同士で使うことは無いとはっきり教えてくれた。(この行より前は一年くらい前に記して下書きのままだった。ここからは本日書き足した部分。2020/05/05) けど北部のhồng先生はChào buổi tốiって挨拶してくれたことがあった気がするけど、あれは相手が日本人だからかな? 多言語学習アプリ例 ◇nemo ◇Drops Dropsの辞書サイトで見ると、英語のGood evening,Good afternoon,Good morningをベースに問題作っちゃったんだろうなぁって感じが伝わってくる。 多くの多言語学習アプリは英語とスペイン語あたりで問題を作って、それを各言語に翻訳して多言語化しているようで、日本語とベトナム語の組み合わせだとかなり不自然になる事がある。 ある程度は目をつぶるしかないだろう。 ようは学習する側が実際には使わない表現を把握していれば済むこと。

私的ベトナム語オンラインレッスン『VVレッスン』活用法

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ベトナム語オンラインレッスン『 VVレッスン 』を利用するようになって既に2ヶ月以上が経過した。 数週間前に他の受講者からレッスン内容を録画する事が出来て便利であると教えてもらい、そこからはレッスンの内容を録画するようにしている。 録画方法はiPhoneの機能で録画してもいいし、Skypeの機能で録画してもいい。 今の所教えてもらったSkypeの機能での録画を行っている。 Skypeの機能で録画した場合、保存期間は30日となっていて、30日を超えると視聴出来なくなる。 だが、ダウンロードできるので消える前にダウンロードすれば失われることはない。 ダウンロードした動画ファイルはmp4形式となっている。 ダウンロードしたファイルはそのままでも見ることが出来るが、私は Googleフォト にアップロードすることにした。 Googleフォトは無制限で容量を気にすることなく写真を保管出来るサービスであるが、動画も無制限で保管できる。 なのでいくらでもアップロードできるし保管期限といった制限もないので安心である。 そしてGoogleフォトはスマートフォンからでもタブレットからでも各種PCからでもスムーズに閲覧できるので自宅にいようと外出していようと関係なく時と場所を選ばずにレッスン内容の確認が出来る。 さらにSkypeのチャットで先生が送ってくれた単語はGoogleドキュメントに貼り付ける。 ドキュメントはレッスンごとに作成し、そこにチャット内容と、その時自分が思った事をメモしておく。 ドキュメンからGoogleフォトのレッスン動画へのリンクを張っておく事でスムーズにアドバイス内容の確認とレッスンの視聴が行えるようになる。 Googleドキュメントもまたいくら利用しても一切料金は発生せず、容量を気にすることなく利用できる。(Googleドライブ上に通常のテキストファイルや画像、動画などを保存するとドライブの容量を消費するがGoogleドキュメントはいくら作っても容量を消費しない。ドキュメントに画像を埋め込んでも容量は0である) 先生に送った本の画像もドキュメントに貼り付けておけば見返した時にとてもわかりやすい。 レッスンに使った本の画像と先生のアドバイス ローカルのディスク容量を気にする事なくクラウド上で完結させるとディスクの管理も不要...